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霧の切れ間から、かすかに白い輪郭が見える。自然のなかにあるその幾何学的な線は、人の手によって作られたものであることがわかる。

その線は、純粋で美しく、無垢でおそろしい。圧倒的な速度で私たちの世界を変え、時に作り出した人間の想像力をもはるかに超えた場所に私たちを連れていく。それは抗いがたい魅力的な力を秘めている。

人の作り出すテクノロジーは、いつのまにか環境を取込んでいく。人が作り出したその環境に、人は適応していく。
そのような変化の連鎖のただ中にあるときでさえ、その変化は私たちの気づかない場所で起こっている。

霧の向こうで、なにかがゆっくりとこちらに向かってくる。霧が晴れた時、新しい世界は既にそこにあって、私たちを待っている。